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パズル問題自動生成時代 -- ナンプレ -- プログラムで問題を解く

有効な問題とは

解が存在しない

有効でない問題の1つに、解が存在しない問題がある。 頑張って解こうと思って、あれこれ悩んだ末に、この問題には解が無い、 解くのが不可能な問題と分かったら、かなりがっかりする。

例題にあげておいた問題の数字を一ヶ所、緑の枠で囲ったマスの数字を、 1から2に変えてみた。

さて、この問題を解く、あるいは解こうとするとどうなるだろうか。

解けるところまで解き進めたら、以下の状態まで到達した。

上から3段目の横を見ると、2マス空きがあり、1と9が使われていない。 左の空きマスには9が入り、右の空きマスには1が入る。 と思ったら、緑マスの下の方に既に1が使われている。 右上の3×3のブロックには、1を入れられるマスがない。

普通の人間なら、ここで自分が何か間違えたのだろうと思い、 少し手を戻してやり直したり、全部消して最初からやり直したりする。

しかし、この問題には、解が元々存在しない。 こういう問題を出してはいけない。

解が複数存在する

解は1つだけ存在するのが正しいのだが、複数存在する場合がある。

まず、正しい問題の例を示そう。

これはかなり易しい問題なので、解答は示さない。

さて、緑枠のマスを1から9に変更すると、何が起きるであろうか?

解き進むと、以下の状態に到達した。

数字が決まらなかったマスには小さく6と9が書きこまれているが、 未定のいずれのマスにも、6か9が入る。 未定マスの1つを6または9に決定すると、残りの空きマスの数字は全部決まる。 つまり、解は2通り存在する。

ここでは、たった2通りの解であったが、ミスが入り込んだ場合、 もっと沢山の解が存在することも当然ある。

解は1つでないと有効な問題とみなされないのだが、 ごく一部には、「複数解があるかも知れません」 と断り書きが入っている出題さえあるようだ。 解が1つかどうかの検査など、それほどたいしたことではないのに、 なぜそのようなことになっているのか訳が分からない。

ミスなんだけれど

例題の問題で、左上の数字を紛失した場合を考えてみよう。

この問題、緑枠の数字「1」が無くても解ける。

ただし、この「1」があれば易しい問題なのだが、 無くなってしまうと非常に難しい問題になってしまう。

1マスくらい消えても問題として成立し、難易度も変らない問題も存在するが、 普通は多重解になる。 単一解の場合でも、難易度が大幅に変化してしまうことが多い。

パズルの問題には冗長性がある場合があり、そういう時には、 ミスっても問題として偶然遊べたりする。

なぜ出題ミスが存在するか

ミスの発生

現時点では、とくに日本国内では、多くのナンプレの問題は 人間が作り、人間がチェックし、人間が編集して本や雑誌などへ掲載される。 人間が作業している以上、たとえパズルの専門家が細心の注意を払っても、 ミスが入り込むことは避けられない。

ミスの発生段階

ミスの発生は色々な段階が考えられる。 問題作成、問題評価、編集などあるが、最後の編集段階でミスが入りやすい。 編集したものを、ちゃんと印刷する前に試し刷りをして、 実際に解いてみれば良いのだが、たとえパズルのプロでも、 問題を解くにはそれなりの時間がかかるので、校正は難しい。 校正はいくら丁寧にやっても、完璧になることは極めてまれである。 それに、校正に充分時間を確保するのは現実には困難だ。

そのため、パズル雑誌には、前号の正誤表が発表されていたりする。 単行本の場合には、次の号で修正することはできないので、 インターネットで修正情報を公表したりしている。

ミスのタイプ

ミスには、それぞれのパズルによってタイプが異なるが、 ナンプレの場合の代表的なミスを書いておこう。

  • 違う数字に化けた。
  • 数字を入れるマスを間違えた。
  • 数字が消えた。

ナンプレは、問題盤面自体が小さいので、ミスが入る可能性は、 他のパズルに比較すれば、ずいぶん少ないはずだ。

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